重たいインド取材撮影の旅 (平成6年 1994年)その6

 

さて、我々日本人の常識がことごとく粉々に粉砕されてしまったインド取材も最後のスケジュールに入りました。

インド・マニプール州へ移動です。このマニプール州はインド東側のミャンマーに国境を接する地域で、州都はインパール。「インパール」・・・聞いたことはありませんか?かつて第二次世界大戦時、日本が進行した作戦に「インパール作戦」というのがあります。その「インパール」なのです。詳細を書くと大変なことになってしまうので省きますが、当時、ミャンマーからインドのこの地域まで日本軍が侵攻していったんですね。

ちなみに「インパール作戦」にはインド人による「インド国民軍」も共同参加していたのです。この作戦は日本の戦略的な意味合いとともに、「インド独立戦争」という意味合いもあったんですね。今回の取材はそんな知られざる歴史を明らかにする目的もありました。


最初のくだりで書きましたが、このマニプール州への入境ビザがそう簡単に発行されないのです。特に外国人には。

その理由というのが、ここが「紛争地帯」に指定されているからなのです。部族間同士のイザコザ、衝突が耐えないそうで、1日平均・1人の割合で死者が出ているとか・・そんなことが事前情報としてあったので、スタッフ一同結構緊張感を持って行ったものです。カルカッタ(現・コルカタ)の空港からオンボロの小さな旅客機に乗って、1時間もかからずにインパール空港へ着いたと思います。

「あぁ・・ここがインパールか・・・」と緊張の面持ちで空港へ降り立ち、粗末な平屋の「空港ターミナル」から外へ出てみると・・・「あ・・・」スタッフ一同、想像していた光景とはまるで違う風景に絶句してしまったものです。

※想像していた風景・・・ジャングルに覆われた山深い未開の地。行き交う現地の人は目が血走っていて中東紛争地帯のような殺伐とした光景。実際目の当たりにした風景は・・・一言で言うと・・・

「田園風景が広がる日本の田舎」なのです。まさしくのどかな日本の田舎の風景そのものだったのです。一瞬、「違う飛行機に乗って、違う場所へ着いてしまったのでは??」と疑問を持ったほどでした。
ロケ車で市街へ移動する車窓は、ずっとそうした風景が広がっていました。田んぼと里山のような小高い山。点在する茅葺屋根の農家。田舎道を歩いているお百姓さんと牛。木造の電信柱とガタガタ舗装の一本道・・・なんともなつかしい風景に緊張していた心がほぐれて思わず「ほっ」としてしまったものです。

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