ビデオ撮影・編集・制作・映像用語集 さ行の用語
 

▼再撮
 

スクリーンやモニターに映し出された映像をカメラで撮影すること、またはプリントされた写真に照明を当ててカメラで撮影することを「再撮」という。実際には写真や書籍、物品などを接近して撮影すること全般を「再撮」と言うことが多い。

▼サス(サスペンションライト)


被写体に向かつて真上から当てる照明方法。主に舞台やスタジオなどで闇黒の背景に人物などを浮き立たせる演出効果を狙う。

▼シーケンス

 

映像作品の全体の中で、ある程度まとまった部分のこと。カットをいくつかつないで、一つの「シーン」となり、いくつかの「シーン」がまとまって一つの内容になった部分が「シーケンス」。

▼CCD


ビデオカメラのレンズがとらえた映像を電気信号に変換、整理するための電子撮像"板"。「CCD」が実用化されるまでは、「撮像管」と呼ばれる真空管が使われていた。「CCD」の登場によって、カメラの小型化、軽量化、省電力化、高画質化が実現し、現在も日進月歩で新しい技術が開発されつつある。尚、業務用カメラではこのCCDを3枚使用し(一部の民生機にも使用)、プリズムを使って光を3原色に分け、3つのCCDに映像をそれぞれ振り分けることにより正確な色表現が実現し、より高画質な映像を撮影することができる。(「3CCDカメラ」または「3板カメラ」と呼ばれ、CCD1枚のカメラは「単板カメラ」と呼ばれる。)

▼下手(しもて)


元々舞台用語で、客席から見て舞台の左手をそう呼ぶ。スタジオ等ではカメラ位置から見て左手を「下手」と呼んでいる。 →上手

▼シャッター

 

スチールカメラのシャッタースピードのことであるが、ビデオカメラの場合はシャッターそのものが存在しないので、露出を調整するためにCCDから伝えられる光の電気信号を電子的に制御して同様の効果を得られる「電子シャッター」が装備されている。これは主に蛍光灯(50Hz)のフリッカーや、パソコン画面のチラツキを除去するために「シャッター」数値を設定する他、晴天の雪山や白い砂浜など、周りの被写体が明るすぎる場合などに「シャッター」調節を入れたりすることがある。また高速度で移動する被写体を捕らえる時にも使うことがあるが、動きが不自然になることもあるので、ケースパイケースである。

▼白マスター

 

マスター完パケを作製する際に字幕やタイトルを入れる前の、または入れていない映像のみのマスターのこと。これは編集完了後に字幕などを入れ直す必要がある場合に素材として使用するのが主な目的。また他の作品に転用する必要が出た場合に字幕が乗っていると使いづらい場合があるので「白マスター」があると便利である。 →完パケ

▼スイッチャー


2つ以上の映像信号(カメラやVTRなど)を入力して切り替えたり、ワイプやエフェクトをかけて編集し、収録用のVTRなどに出力する機械。スタジオや中継車などにある大掛かりなものから、ロケーション用の簡易的なものまで様々。これを使って収録することを「スイッチングする」とも言う。

▼スーパーインポーズ

 

2つ以上の映像を重ねることを言うが、主に字幕などの文字データを映像に乗せることを言う。単に「スーパー」「字幕スーパー」などとも言う。

▼スクリプター


脚本作家のことであるが、ドラマなどの撮影で、演技のつながりやセットや衣装など周辺の状況を記録する係り(記録)のこともそう呼ぶ。

▼スミア


CCDビデオカメラで、太陽やスポットライトなど明るい一点が入った景色を撮影したときに、その明るい一点から光が漏れるように出る縦に白い帯状のノイズのこと。CCDの唯一ともいえる電気的な欠点であるが、最近では技術的にかなり改善されている。業務用カメラでレベルの高いものでは「FIT CCD」と呼ばれるCCDを使用し、スミアが全く出ないものもある。

▼セットアップ


ビデオ信号の黒レベルの規定。日本のNTSCでは0%にされているが、米国では7.5%となっている。すなわち早い話しが、同じ規格でも米国で作られたビデオ映像を日本仕様の再生機で再生すると、黒色が薄まったように出る、ということ。ただし、実際のビデオカメラや編集機で作られる黒色は「ペデスタル」と呼ばれる設定で0%より多少上げた黒色が出るように調整されている。ちなみに0%を下回ることがあると、映像の制御信号に悪影響を及ぼすため、映像自体が乱れてしまう。 →NTSC
 

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