室内でのビデオ撮影


▼その1 一般家庭室内などでビデオ撮影(1)

室内の明るさは、日中の屋外に比べて人間の目で感じるよりも、ずっと暗いものです。
ビデオカメラにとって通常、必要な明るさが足りないと、
多くの家庭用ハンディカムは自動的にアイリス(絞り)を開いて、
それでもまだ暗い場合は、自動的にゲイン(電子的に映像を明るくする機能)が上がります。
ゲインが上がると画質は粗くなり、ザラザラした映像になってしまいます。
また暗いところではアイリスが開くため、フォーカスの合う範囲が狭くなります。
そうすると、オートフォーカスを使っている場合にはピントが合ったり合わなかったり、
フラフラとぼやけた映像になることがあります。


▼その2 一般家庭室内などでビデオ撮影(2)

室内でビデオ撮影するときは、できるだけ照明は明るくし、被写体に明かりが当たっていることが大切です。
また遠くからズームで被写体をビデオ撮影すると、フォーカスが合いにくくなり、明るさもより暗くなりますので、
できるだけ近くに寄ってビデオ撮影する方が良いでしょう。


▼その3 一般家庭室内などでビデオ撮影(3)

蛍光灯の照明は種類にもよりますが、青白い光のものが多いので、
人物や料理をビデオ撮影する場合はあまりふさわしくありません。
同じ蛍光灯でも暖色系のものがありますので、それを使うと良いでしょう。
また蛍光灯は東日本ではAC電源50ヘルツの周波数で点滅していて、
ビデオカメラは基本的に60フィールドで記録していることから、
50と60の周波の違いによって「フリッカー」という画面がチカチカする現象が起きます。
その場合には「シャッタースピード」を100に設定すると「フリッカー」は解消されます。


▼その4 一般家庭室内などでビデオ撮影(4)

室内で、窓から太陽の明るい日差しが入ってくる場合には、窓を背にしてビデオ撮影するとよいでしょう。
窓に向かって室内をビデオ撮影すると、外の明るさの方がケタ違いに明るいので、室内が暗く写ってしまいます。
どうしても外の風景と室内の様子をビデオ撮影したい場合には、
窓から外の風景をビデオ撮影して、そのまま「パン」して室内をビデオ撮影すると効果的な映像になるでしょう。


▼その5 ホールなどの施設でビデオ撮影(1)

舞台施設や体育館、公共施設などでのビデオ撮影には許可が必要な場合があります。
ビデオ撮影したい場合には、主催者や施設管理者にあらかじめ連絡して、
許可が必要かどうか、許諾を得るにはどうしたらよいか聞いておきましょう。
イベントや場所によってはビデオ撮影禁止のところもありますので注意しましょう。


▼その6 ホールなどの施設でビデオ撮影(2)

ホールなどの多くの人々を収容する施設では「消防法」により様々な規制があります。
施設内でビデオ撮影する場合には、通路での三脚を使用したビデオ撮影は禁止されています。
客席内または許可された場所でビデオ撮影するようにしましょう。
またイベント開演中の「ライト」点灯や「ストロボ」などは通常厳禁です。


▼その7 ホールなどの施設でビデオ撮影(3)

施設によっては、床がフローリングになっていて、
三脚の石突(三脚の脚の先端に付いている尖った金具)を直接床に着けると床を痛めることがあります。
その場合は石突にカバーをしておくか、テープなどで覆っておきましょう。
またケーブル類を床に放置しておくのは、人が引っかけてつまづいたりするので大変危険です。
ケーブル類を使用する場合は必ずテープや専用マットで養生しておくことが大切です。
ただ、テープを使う場合にはガムテープなど粘着の強いものは避けましょう。
内装工事用の養生テープなどが最適と思われます。